ホスト時代の秘密の裏ワザ!もう時効だから言っちゃう編
「おかえりなさい。」
そんな時代もあったよね〜。一条が過ごしたホスト時代で、
大阪は桜川というところで住んでおりました。
もう、時効だしいいかな?という思いで書いてみる
ことにしました。
これから水商売で更に伸びようとすると、
新たなステップアップをしなければなりません。
今でも十分に通用するノウハウだと思います。
お客様の立場で、ホストやホステスと付き合いをしている
という方には・・・
あまり聞かせたくはありませんが、
自己防衛策の一つとして、心の片隅に留め置いて下さい。
お友達の中に、ホストやホステスにズッポリと
ハマっている方には教えないでくださいね。
良かれと思って助言してあげても、熱がある間は
何を言っても効き目はありません。
要らないお世話になりますし、やめておきなさいと言えば
言うほど火に油を注ぎます。
それでは・・・秘密にしていたことを暴露してしまいましょう。
No.1を目指している時・・・
そろそろ成ってもいいよ!という兆しが見えてきます。
(本人でないと分かりませんけどね・・・
「あ!なれる!」とわかるんです)
その頃の時期になると・・・一匹狼的にやっていた仕事から、
仲間が現れます。
一条の場合・・・僕に近づいてきて可愛がってくれた
先輩ホスト Kさん。
Kさんの兵隊(子分とか部下的な存在、
又は弟子)の Ken君
僕が可愛がっている後輩 S君
後は、店の中に自分の派閥があり、別に仲間が3人いました。
店舗の中に同志的な仲間3人が居ると、
すごく楽に様々なものが手にはいります。
自分のお客さんに絵を描くという事をやります。
例えば、
先輩ホストが・・・僕のお客さんに
「一条、この前◯◯が欲しいって言ってたよ」とか・・・
「この間のゴルフで大負けして苦しいみたい」
「反目(敵対しているライバルホスト)の〇〇がお客から
〇〇を買ってもらったのを悔しいって言ってたよ」
同伴のポイントが足りないとか、
No.1は絶対に落とせないとか・・・
先輩ホストが言ったり、仲間のホストが別々に言ったり・・・
お互い、身内のホストどうしで、絵の描きあいをするんですね。
僕の指名のお客様も、それぞれ立場の違う関係性・・・
先輩からの言葉、先輩の兵隊からの言葉、
一条の可愛がっている後輩、兵隊が話す言葉・・・
3人~4人から多少ニュアンスは違うけれど、
同じような内容の事を言われると、
なんとなく自分がしてあげなくては・・・
そんな、気分になられるみたいです。
そうやって、ものを買ってもらう手助けをしてもらったり、
売上に協力してもらったり、
嫉妬心をなだめてもらったり・・・
派閥内ではお互いに助けあうという暗黙の掟がありました。
お客様や、関係のある女性にも様々なフォローをしたりもします。
時効だから暴露しますが・・・
先輩のKさんと、Ken君、そして一条は3人で3DKに
住んでおりました。
と、言うのは表向きで・・・実は先輩のKさんが彼女と
棲むのをカムフラージュするために
男3人で住もうという提案をしてきて同棲を始めました。
K先輩と彼女とは、妊娠から出産までの間、
K先輩がホストを辞めるまで、4人で(途中で+1人)
生活を共にしていました。
K先輩のお客様が疑う事を、ことごとく潰してきましたし、
先輩の彼女に対して僕がアリバイのダシに使われたりもしました。
自分独りでは出来る事には限界が直ぐにきます。
しかし、3人程協力関係にある仲間が居ると、
ホストは営業的に楽になります。
僕も約束がブッキングしたり、新規開拓でお泊りの場合・・・
よく助けていただきました。
K先輩が辞めていった後、僕は寮に入り、後輩たち4人~5人
くらいと一緒の生活をするようにしておりました。
好きな彼女が出来て、結婚に至るのですが・・・
平日は寮で生活、店の定休日の日曜日だけ家に帰る
という生活をしておりました。
店では自分の派閥を持ち兵隊も5~6人居ますので、
No.1は暫らく続きます。
その当時・・・
今、思えば無茶苦茶な理屈で女の子を口説いていました・・・
「俺、実は結婚してるねん。だから、日曜日は店が休み
なんやけど、家に帰らんとならんから会われへん。
けどな・・俺は寮に住んでんねん。日曜日は逢えんけど、
他の6日は空いてるけど どうや?」
真面目に口説いていた自分も怖いけど、
ついて来てくれた彼女達も根性が座ってましたね。
そんな、こんなで、無茶苦茶な時代ですけど・・・
こんな僕でも、コイツのやり方には敵わないなって奴が居ました。
僕には使えない方法だったので、
非常に悔しい思いをしたことを覚えています。
ついでに暴露してやりますが・・・奴の事をS君としておきましょう。
僕とは仲の良くないS君・・・明らかにお客なのに色恋で、
彼女の様な扱い・・・
そして、S君の住まいは実家で両親と同居しています。
一応、彼女という名目のお客の女の子を自宅に招待します。
そこで登場するのは、お母さん・・・
これまた見事な演技力で・・・
事前に聞いているお客の女ん子の名前・・・
「家の◯◯がいつもお世話になっています。
あ~貴女が〇〇さん なんですね・・・
いつも、息子から貴女の事を聞かされて居るんですよ~。」
てな、具合にやるわけですよ・・・。
どんなにガードの固い女の子も、お母さんの褒め殺しに
あえば・・・コロっとヤラれてしまいますよね。
結婚と言う言葉を匂わさなければ、詐欺でもありませんし・・・
ホストは夢を売る商売となると、確かに女の子には
夢が売れていますよね。
恐るべし、お母さん!と・・羨ましく思いました。
その当時、S君の太客の3人が実家にお邪魔して、
お母さん攻撃に撃沈しておりました。
勿論、S君の営業妨害は一切していませんよ・・・。
今、水商売をしていて、実家にお住まいのホスト、
ホステスさん・・・
お母さん攻撃は、最強の武器になりますが、
使い方を誤れば、非人道的な人間として、非難の的にされます。
覚悟の上で、太客にはおすすめ致します。
No.1になるよりも、No.1であり続ける事が難しい!
更なる高みを望むなら、一人では更に難しい!
店の中でつるむ仲間を3人作る。
身内の力を借りる。
(兄弟バージョン、お父さんバージョンとか、どうでしょう?)
今回のこの件を実践されて、如何なる事態に陥っても、
当方は一切責任がないものと致します。
各自の責任の範囲において、ご自由にお使い下さい。
面白いエピソードなんかが起こりましたら、ご報告下さいね。
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